7月7日、3年生の「政治経済」と1年生の「公共」の授業で、「模擬選挙」を行いました。3年生が3つの模擬政党に分かれ選挙公約をつくり、1年生を前に公約や政策のプレゼンテーションを行いました。こうした演説を元に、1年生は自分たちの声を一番代弁している模擬政党に投票を行いました。
「納得のいく日本をつくる党」の公約説明
各党の発表後、1年生は各党のブースに分かれ、政策についての質問などを行いました。「教育費の減少または無償」や「全国規模でのWiFiの無償化」、「休日勤務時の給料を2倍に引き上げる」、「佐呂間町の24時間営業のマクドナルドを作る」など、現代社会を生きる佐呂間高校生の問題意識や関心が提示されました。
各政党が現代社会の問題について説明を行います
熱心に説明を聞く1年生
授業の最後には模擬投票が行われました
今回の模擬選挙を通して、3年生のある生徒は「この授業を通じて、どのような政策を立案したら多くの人に納得してもらえるのかとても難しく感じた。この経験を生かして、各党の政策を吟味して投票していきたいと感じた」、1年生のある生徒は「3党とも実現したらどうなるのかが、具体的に説明されていてすごいなと思った。実現するのに必要なものまで説明されていてよかった。」と話してくれました。
この企画を立案・実施した、社会科主任の松重光悦先生は、「政治について考えるということは、自分の生活や未来について考えることです。この経験から、政治について関心を持ち、積極的に政治参加していって欲しいなと思います。」と話しました。
政治に能動的に関わる大切さを学んだ、深い学びの機会となったようです。